堺あけぼの福祉会が目指すもの

基本方針【設立趣意書より】

 

 堺市肢体不自由児者父母の会は、昭和28年6月に「母の会」として発足し、日本で2番目の府立堺養護学校(当時)や就学前肢体不自由児療育施設「あけぼの療育センター」の開設に尽力してきました。その後、名称を「堺市肢体不自由児者父母の会」に改名し、「養護教育の完全保障」を求めて粘り強い活動を行ないました。神石小学校肢体不自由児教室からスタートして藤谷学級から旭中学校養護学級、そして市立百舌鳥養護学校分校が開校し、昭和54年4月から養護学校の義務制が施行、肢体不自由児教育の保障が確立されるに至りました。

 

 

 その後、学校卒業後の新しい課題として、その進路保障の対応を迫られる中で、特に在宅を余儀なくされた者たちの「僕も働きたい」「仲間がほしい」という願いを実現するために、父母の会役員や会員が中心になって、無認可の福祉作業所づくりをすすめ、身体障害者を対象とした当時7箇所の作業所が運営されるに至りました。

 

 

 そして、父母の会と各作業所では、少しでも環境のよい場所で生き活きと活動できる法定施設としての通所授産施設「堺あけぼの園」の設立とその運営を行うべく、社会福祉法人堺あけぼの福祉会を設立しました。

 

 

 当法人は、堺市肢体不自由児者父母の会が母体となって設立された法人です。当法人は、堺市肢体不自由児者父母の会と連携し、さまざまな事業や取り組みを行います。

 

 

 

①法人定款の目的 

 

多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援する。

 

②法人理念    

 

重度重複障害者の方々の生活を支える。

 

③基本方針    

私たちは、重度重複障害者の生活を保障すべく、本人主体の障害者福祉サービスの確立を目指します。

私たちは、障害者福祉の専門性とサービスの質を高めるため、たゆまぬ自己研鑽をします。

私たちは、法人の専門性を生かしながら、地域の人々と連携し、積極的に地域福祉を推進します。